いりねこ/把握漏れとは のバックアップ(No.3)


NEWS2021.10.17 特集:把握漏れについて

 

 人狼ゲームをしていると、把握漏れをしている人物に遭遇します。筆者の考えでは、把握漏れ人外要素であると考えます。本記事では、把握漏れとは何か・どのような状況で起きるのかを述べたのち、把握漏れ人狼要素につながる理由を解説します。

 

把握漏れとは

 把握漏れとは、本来認識しているべき情報をインプットしていない状態のことを言います。狭義には、占い師霊能者のCO・結果を見ていないことが挙げられ、広義には他者の発言を聞き洩らしていることも含みます。今回は、占い師霊能者のCO・結果を見ていない場合の把握漏れについて述べていきます。蛇足になりますが、接続切れや緊急事態等で「そもそも認識できない状況」にあった場合、把握漏れには含まないことにします。

 

把握漏れはどのような状況で起きるか

 把握漏れが起きる要因は2つあると考えられます。①「情報をインプットしなかった」と②「インプットしたが忘れてしまった」場合です。それぞれについて述べたいと思います。

 

1.「情報をインプットしなかった」

 村人であっても、人外であっても、占い師霊能者の結果は気になるものでしょう。人狼殺テンプレルール村では、占い師が生きていれば朝に結果をチャットするはずです。その情報を見て頭にインプットしないのはなぜでしょうか。筆者は、下記の1-1から1-3までを想定しました。

1-1.どうしても話したいことがあった。

 結果の確認よりも先にどうしても話したいことがあった場合です。例えば、

a.特定の人物の発言について考えていた。

b.確定村人等に自分の発言を誤解されていたから訂正したい。

c.自分の発言捏造されたことを主張したい。

d.自分が人狼で、SG位置村人を殴りたい。

 

などが挙げられるでしょう。a,b.cは、村人陣営であっても、人外であっても当てはまることがありそうです。しかし、占い師の審議を付けず占い師白先を殴り続けること(c.dに該当)は、精査をしない人外の行動と言えるでしょう。

 

1-2.役職者の結果を必要としていなかった。

 役職者の結果を信じず、グレー単体精査のみに注力する方もいます。例えば、9人人気村、2-1盤面占い師白先を平等に扱い、単体精査のみをするプレースタイルの方です。占い師決め打ちの場合でも、「グレー精査により、役職真贋を付ける」「騙り役職は、みんなの思考に合わせた結果を出すから、結果だけで役職真贋はつけにくい」といった考えによって行動をしているようです。

 

1-3.別のことを考えていた。

 以下のケースが感がられます。

占い真狼でグレー潜伏している人狼が「占い師に触れると相方とわかってしまうから触れたくないな」と考えているときに、占い師に触れないように発言すると把握漏れをすることがあります。

・別のゲームをしていた・食事をしていた等によっていい加減に発言することもあります。ゲームに真剣に取り組んでいない方と言い換えることができます。精査しずらいです。

 

2.「インプットしたが忘れてしまった」

 役職行動の結果をチェックしたのに、忘れてしまうことがあります。どうして忘れてしまうのでしょうか。下記の1-1から1-3までに分けて順番に解説します。

 

2-1.たくさんのことを考えていて、忘れてしまった。

 人の脳は、「同時に2つのことを考えることができない」「一度に覚えられることは、7個前後」という特徴があります。村人陣営でも、人外でも、多くのことを深く考えると大事なことであっても忘れてしまうことがあります。ただし、相対的に見て、村人陣営よりも人外のほうが元から考える量が多いため、大事なことも忘れやすい傾向があります。ただし、「この人いろいろ考えすぎて忘れてしまったのかな」と感じたときには、把握漏れした人物に対して村人であることを考慮すると良いでしょう。

 

2-2.役職者の結果を軽視していた。

 人の脳は、大事な情報を選択して記憶する傾向があります。言い換えると、軽視している情報はついつい忘れがちです。「1-2」で紹介したような村人や、元から占い師精査に興味のない人外役職結果を忘れがちです。つまり、役職の結果を気にしていたはずなのに、結果を忘れた人物は人外の可能性が高いと言えるでしょう。

 
 
 
 
 

おわりに

 最後まで読んでくださった皆様、ありがとうございました。本記事は予定よりも分量が多くなってしまったため、一部を簡潔に記載したり、予定した内容をカットして掲載しています。「ここをもっと知りたい」「ここがよくわからない」といったご意見や「ここが違う」といったご指摘をいただける方は、いりねこまでご連絡ください。