いりねこ/誹謗中傷暴言
本ページは、誹謗中傷暴言についていりねこの考えをまとめています。
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1.はじめに
本ページは、ある大会の運営に参加するにあたり、誹謗中傷暴言定義を作成する必要があったため、作成しました。本記事が、人狼ゲームをプレーする際の言葉遣いを考えるきっかけになれば幸いです。
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2.誹謗中傷暴言の定義・解釈
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2-1 誹謗
誹謗(ひぼう)とは、悪口を言うことをさします。悪口とは、人に対して悪く言うことをさします。
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「殴り」は誹謗に含まれると言えるでしょう。人狼ゲームでは、初対面なのに「フィーリングだけど嘘ついてそう」「言葉に詰まっていた。嘘ついてそう」等という殴り合いはたびたび起きます。筆者は、実生活で言われたら相手のことを嫌いになります。
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「雑殴り」は、人狼要素につながらないのに、人狼だろうと疑ってかかることです。実生活で「4の番号を引いたからお前は泥棒だ」等と言われたら、筆者でしたら警察に相談をします。ゲームだから雑殴りはいいだろうと許容する人はいますが、言動によっては不快に思う人もいるでしょう。
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ゲーム中にお互いを疑い合うのはかまわないと思いますが、ゲーム終了後は遺恨が残らないように関係修復をしたいですね。
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2-2中傷
中傷(ちゅうしょう)とは、根拠のないことを言い、他人の名誉を傷つけることをさします。
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「捏造」は、人が言ってないことをでっちあげることをさす言葉です。人狼ゲームでは、人外が黒塗りする際に行いますが、実生活でされたら筆者でしたら相手のことを嫌いになります。
筆者は、人狼ゲーム中に人外に自分の発言を捏造されて黒塗りされた時は、「名誉を傷つけられた」とは思いませんが、人狼ゲームの世界に入り込みすぎて、「村人であることは名誉だ」と思っている人がいるかもしれません。
また、ゲーム中であってもゲームと関係ないことを(メタ領域で)捏造された場合は腹立たしく思うことがあります。
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「勘違い」は、物事をうっかり間違って思い込むことをさします。自分が間違って思い込んだことをもとに他人に対して「人狼だろう」というわけですから、「村人であることは名誉だ」と思っている人にとっては、「名誉を傷つけられた」と感じるかもしれません。
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2-3暴言
暴言とは、乱暴な言葉や他人を傷つけるように意図した言葉のことをさします。筆者は、以下のような言葉が暴言に含まれる可能性があると考えます。
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①丁寧語以外
②日常生活で使わない言葉
③他者を不快にさせる言葉
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①丁寧語以外
乱暴とは、荒々しいことを表す言葉で、対義語に「丁寧」が挙げられます。筆者は、丁寧でないことが乱暴であるとは思いませんが、世の中には、丁寧でないことが乱暴であると思う人がいるかもしれません(例えば、店員が丁寧な言動や行動をとらないと不快に思う人がいるようです)。少なくとも、丁寧語で相手を傷つけないように話す相手に対して暴言を指摘することは難しいでしょう。
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②日常生活で使わない言葉
人狼ゲームを行っていると、日常生活ではあまり口にしない言葉を耳にすることが多々あります。例えば、「処刑」「噛み」「呪殺」をまとめて「殺す」「死ねばいいのに」と表現したり、霊能者の吊り指定に反発して「センスない」と伝えたり、相手の言動が理解できないときに「何を言っているかわからない」と言ったりすることがあります。また、吊られた際に「お前覚えていろよ」と遺言する方もいらっしゃるでしょう。言う側は、「ゲームだから許されるだろう」という考えで口にしている言葉でしょうが、あまり聞き心地の良い言葉ではありませんし、言われた人の中には傷つくひともいるかもしれません。日常生活で使わない言葉はなるべく使わないほうが賢明だと思います。
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③他者を不快にさせる言葉
人狼ゲームを行っていると、人狼を探す際に、他者を煽ったり傷つけたりして「この反応をしたから村だろう」と推理しようとするプレイヤーがいます。筆者は、このようなスタイルでゲームをしないでほしいと思います。類似したプレーに「雑殴り」がありますが、「雑殴り」は他者を動揺させることを目的とすることに違いがあると言えるでしょう。
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おわりに
拙い文章を最後までお読みいただき、ありがとうございました。ご意見・ご感想はTwitter・Discord等でいりねこまでお寄せいただければ幸いです。