いりねこ/マーダーミステリーの起源 のバックアップ(No.1)


この記事は書きかけです。

みなさんこんばんは。

今回は、マーダーミステリーの起源を探っていきます。

 

1.はじめに
今回の記事を作成するきっかけは、「マーダーミステリーとは何か」という問いに対して、筆者が正確な答えを持ち合わせていなかったことに気づいたことでした。
マーダーミステリー(以下マダミス)について説明している文章はインターネットを使えばすぐに見つけることができます。例えば、「マーダーミステリー(英語:Murder mystery game)はパーティーゲームの一種である。通常、ゲーム開始以前に起きた架空の殺人事件に対し、パーティーのゲストの1人が秘密裏に犯人の役割を受け持ち、他のゲストは誰が犯人であるかを推理する形式のゲーム」(wikipedia)、「とある殺人事件のシナリオの中で、参加者がそれぞれの登場人物を演じながら犯人を見つけることが目的です。」(Rabbi hole)、「あなたが「物語の登場人物」として、物語の中で起こった事件の犯人を捜しながら、個々のプレイヤーに設定された秘密のミッションの達成を目指す、会話を中心とした推理ゲームです。」(ロストプロダクトエンターテイメント)といった記述を見つけることができます。これらの説明は、マーダーミステリーの特徴をわかりやすく伝えている文章だと言えるでしょう。
しかし、近年では、殺人事件の起きないマダミスや、1人用マダミスなどもあり、前述した文章が「マーダーミステリーとは何か」に対する答えになっているのかという疑問が沸きました。この疑問に対して、いくつかの検討するべき問題があります。例えば、①そもそも、日本で広く理解されているマダミスの説明は、マダミスの定義として正しいのか。②殺人事件の起きないマダミスマダミスと呼べるのか。③1人用マダミスは、ゲームブックではないか等が挙げられます。
そこで、今回は①のマダミスの定義を確認するべく、マーダーミステリーの起源を探っていきます。

 

あふろ長島氏(マーダーミステリー専門店RabbitholeのGM)は、ikusa.jp謎解きコンシェルジュ.comで、「マーダーミステリーの起源と発展」に、マーダーミステリーの起源はディナーパーティーゲームであると述べています。そして、①ディナーパーティーゲームは劇の要素が強かった②中国で独自の進化を遂げてボードゲームのジャンルとして確立されたことを記述しています。

 

2022年5月31日現在、日本語版・英語版のwikipediaのマーダーミステリー、Murder Mystery gameのページは、マーダーミステリーの起源として、欧米で発展した「ディナーパーティーゲーム」や「ウィンクキラー」等を上げています。しかし、wikiの記事では、どちらも「複数の問題を抱えている」と表示され、wikipediaで調べたことを鵜呑みにするとwikipediaに叱られそうです。(画像1,2参照)

 

balconiaのHUI氏の記事では、マーダーミステリーが独自に進化した点として、「中国独自のシナリオ+部屋の内装(謎解き要素含む)+コスプレがセットになってすすむものもあれば、配役を心理テストで決定するものなど、もともとのディナーパーティーからかなり独自の進化を遂げています。」と述べています。しかし、ディナーパーティーゲームにおいても、謎解きのヒントがパーティー会場に隠されているものがあり、参加者自身が衣装を工夫することによってミステリーの登場人物として参加することがあるなど、文面のみでは、「マーダーミステリーが独自の文化として発展した」とは言い難いようにも思えます。

 

その他、マダナビのマーダーミステリーの起源と概要では、マーダーミステリーの起源については言及していませんし、

マーダーミステリー(ゲーム)wikipedia_ja 2022-05-31.png

Wikipedia 「マーダーミステリー」より

マーダーミステリー(ゲーム)wikipedia_en 2022-05-31.png

Wikipedia 「Murder_mystery_game」より