いりねこ/マーダーミステリーの起源 のバックアップ(No.3)
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- いりねこ/マーダーミステリーの起源 へ行く。
- 1 (2022-05-31 (火) 15:07:36)
- 2 (2022-05-31 (火) 17:41:18)
- 3 (2022-05-31 (火) 19:31:27)
- 4 (2022-05-31 (火) 21:16:43)
この記事は書きかけです。
みなさんこんばんは。
今回は、マーダーミステリーの起源を探っていきます。
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1.はじめに
今回の記事を作成するきっかけは、「マーダーミステリーとは何か」という問いに対して、筆者が正確な答えを持ち合わせていなかったことに気づいたことでした。
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マーダーミステリー(以下マダミス)について説明している文章はインターネットを使えばすぐに見つけることができます。例えば、「マーダーミステリー(英語:Murder mystery game)はパーティーゲームの一種である。通常、ゲーム開始以前に起きた架空の殺人事件に対し、パーティーのゲストの1人が秘密裏に犯人の役割を受け持ち、他のゲストは誰が犯人であるかを推理する形式のゲーム」(wikipedia)、「とある殺人事件のシナリオの中で、参加者がそれぞれの登場人物を演じながら犯人を見つけることが目的です。」(Rabbi hole)、「あなたが「物語の登場人物」として、物語の中で起こった事件の犯人を捜しながら、個々のプレイヤーに設定された秘密のミッションの達成を目指す、会話を中心とした推理ゲームです。」(ロストプロダクトエンターテイメント)といった記述を見つけることができます。これらの説明は、マーダーミステリーの特徴をわかりやすく伝えている文章だと言えるでしょう。
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しかし、近年では、殺人事件の起きないマダミスや、1人用マダミスなどもあり、前述した文章が「マーダーミステリーとは何か」に対する答えになっているのかという疑問が沸きました。この疑問に対して、いくつかの検討するべき問題があります。例えば、①そもそも、日本で広く理解されているマダミスの説明は、マダミスの定義として正しいのか。②殺人事件の起きないマダミスはマダミスと呼べるのか。③1人用マダミスは、ゲームブックではないか等が挙げられます。
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そこで、今回は①のマダミスの定義を確認するべく、マーダーミステリーの起源を探っていきます。
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2.マーダーミステリーの起源
(wikipediaの記事より)
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2022年5月31日現在、wikipediaでマーダーミステリーについて、調べる場合、日本語版では「マーダーミステリー」、英語版では「Murder Mystery game」のページにマーダーミステリーについての記述があります。wikipediaによれば、マーダーミステリー(Murder Mystery game)の起源として、ミステリー小説や、欧米で発展した「ディナーパーティーゲーム」や「ウィンクキラー」等を上げています。しかし、wikiの記事では、どちらも「複数の問題を抱えている」と表示され、wikipediaで調べたことを鵜呑みにするとwikipediaに叱られそうです。(画像1,2参照)
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日本語版Wikipedia 「マーダーミステリー(ゲーム)」より
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英語版Wikipedia 「Murder_mystery_game」より(翻訳はGoogleCromeの自動翻訳)
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また、英語版wikipediaで「Murder Mystery」を調べると、ページ転送により「Crime_fiction」の記事を読むことになります。「Crime_fiction」のページには、犯罪小説(Crime fiction)、探偵小説(detective story)、殺人ミステリー(murder mystery)、ミステリー小説(mystery novel)、警察小説(police novel)は、犯罪行為、特にアマチュアまたはプロの探偵による重大な犯罪、一般的には殺人の調査に焦点を当てた物語を説明するために使用される用語ですとの記述があります。(日本語訳はGoogle翻訳、英単語の注釈はいりねこによる)
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このことから、英語表記の「Murder Mystery」とは、物語のジャンルの一つを説明する言葉であることがわかります。小説のジャンルの一つとして、「Murder Mystery」が確立し、これが小説以外のゲーム等の分類のために流用されるようになります。例えば、「boardgamegeek」は、ボードゲームのジャンルを表す言葉として「murder mystery」を用いています。
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話が長くなりました。wikipediaを見てわかったことをまとめましょう。
①「Murder Mystery」は、ジャンルの一つ。日本語では、「探偵物(小説)」「殺人ミステリー(小説)」といった意味。
(人狼wikiでは、「推理小説」としてページを作成しています)
②欧米で、殺人推理物のゲームが登場し、「Murder Mystery game」と呼ばれるようになる。(最初期の殺人推理物のゲームとしてwikipediaでは、「ウィンクキラー」を上げている)
③様々な「Murder Mystery game」が考案され、その一つが「ディナーパーティーゲーム」である。
④「ディナーパーティーゲーム」が中国に伝わる。
(人狼wiki注 中国では、「ディナーパーティーゲーム」は、「剧本杀」「謀殺之謎」と呼ばれる)
⑤中国の「剧本杀」「謀殺之謎」が日本に伝わり、「マーダーミステリー」として、日本に広がる。
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本稿では、第3章以降で「ディナーパーティーゲーム」と「剧本杀」・「謀殺之謎」の違いをさらに詳しく検討します。
第3章以降を読むにあたり、以下の点にご注意ください。
※日本語の「マーダーミステリー」と英語の「Murder Mystery」は、違うものを指す言葉です。
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以降書きかけ
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3.マーダーミステリーとディナーパーティーゲームの違い
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balconiaのHUI氏の記事では、マーダーミステリーがディナーパーティーゲームから独自に進化した点として、「中国独自のシナリオ+部屋の内装(謎解き要素含む)+コスプレがセットになってすすむものもあれば、配役を心理テストで決定するものなど、もともとのディナーパーティーからかなり独自の進化を遂げています。」と述べています。しかし、ディナーパーティーゲームにおいても、謎解きのヒントがパーティー会場に隠されているものがあり、参加者自身が衣装を工夫することによってミステリーの登場人物として参加することがあるなど、文面のみでは、「マーダーミステリーが独自の文化として発展した」とは言い難いようにも思えます。
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あふろ長島氏(マーダーミステリー専門店RabbitholeのGM)は、ikusa.jpや謎解きコンシェルジュ.comで、「マーダーミステリーの起源と発展」に、マーダーミステリーの起源はディナーパーティーゲームであると述べています。そして、①ディナーパーティーゲームは劇の要素が強かった②中国で独自の進化を遂げてボードゲームのジャンルとして確立されたことを記述しています。
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その他、マダナビのマーダーミステリーの起源と概要では、マーダーミステリーの起源については言及していませんし、