声劇/論争娘の登校準備 のバックアップ(No.1)


論争娘の登校準備

PC1:娘
PC2:母

娘:「うーん。」
母:「ちょっと、起きなさい!」
娘:「もうちょっと…。」

母:10分後

娘:「どうしよう、もうこんな時間!遅刻しちゃう!」
母:娘はようやく起きたようだが、ボイスチャットアプリ「ミープレイ」でインターネットの誰かと話しているのが聞こえてきた。
娘:「八神くん、おはようー。どうしよう。急がないと!」
母:「ちょっと、急ぎなさい! 」
母:娘の部屋の外から声を掛ける。
娘:「はーい。」
母:娘はまた、インターネットの友達と話をしている。返事もいつもの空返事だろう。今日はガツンと言わないと。

母:「あんた、急ぎなさい。」

娘:母の声かけに、学校の準備をしながら応える。

娘:「はーい」

母:「夜中にゲームやりすぎなのよ。少しやめたら?」
娘:「でも、誰かとずっと話してないと死んじゃう。ママも私にずっと話しかけられてたらいやでしょ?」
母:「そうはいっても、夜中ゲームし過ぎて、体力なくなって、朝しんどくなってるんじゃないの?」
娘:「ゲームしてるけど、夜はちゃんと寝てるよ。」
母:「そうは言っても、起きれてないじゃない。夜に友達とお話してるから生活リズム崩れているんじゃない?」

娘:母の矛盾した発言に私の闘争心に火を付けた。

娘:「ママは、さっき、ゲームのし過ぎで体力なくなるって言ったよね。でも、今は生活リズムの話になってる。ママの発言おかしいよね。大体、ゲームで疲れるんだったら夜ぐっすり眠れて生活リズム整うはずじゃない?」
母:「あんたはそう思ってるかもしれないけど、やるべきことできてないじゃない。実際問題、今日も朝寝坊してるわよね。」
娘:「ママの論で言ったら、ゲームで疲れて寝てるからゲームによって生活リズムが整ってるはずでしょ? それなのにも関わらず、今日寝坊しちゃったからって、ゲームをやめさせようのを早計だって言ってるんだけど。」
母:「あんた、論争厨みたいな話し方するのやめなさいよ。言い方怖いわよ。」
娘:「論点ずらさないでよ。ママが変なこと言うから論破しただけでしょ。」
母:「論争かぶれ、ガチ無いわ。ママの論が間違ってるかどうか、ゲーム今すぐ消して試してみようか。」

娘:母の一言に、携帯没収の恐れを抱いた私は、少し跳ねた前髪を直すのをやめ、急いで家を出ることにした。

娘:「消しません。学校行ってきまーす。」

 

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