声劇/論破王に俺はなる

本ページは、声劇台本「論破王に俺はなる」を掲載しています。
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ボイスチャットゲームアプリ「ウェイ」には口論キッズがたむろしている。
今日もボイスルームではキッズたちの喧嘩が始まる。

PC1:「よう雑魚。喧嘩しようぜ。」
PC2:「貴殿に先手を譲ろう。かかってまいれ。」
PC1:「お前、何か突っかかることある？」
PC2:「かかってまいれと言って居ろう。そなたに先手を譲るといっているのじゃ。われの方から仕掛けてほしいのか」
PC1:「そう言っているだろ。ざこ。頭の回転が悪いなぁ。」
PC2:「あまり強い言葉を遣うなよ。弱く見えるぞ」
PC1:「どっからどう見ても、お前のほうが弱いんだけど。少なくとも、俺って、喧嘩界隈では強いって言われてて、お前より評価されてるし、雰囲気的に見ても、どう考えても俺のほうが上じゃね？」
PC2:「他人の褌で戦わず、たまには自分の力で戦ってみたらどうだ。」
PC1:「お前、ばかじゃーん。今、俺が俺の言葉でお前の事完璧にぼこぼこにしてるんだけど。そんなのもわからないの？ださー。」
PC2:「私が完璧にぼこぼこ…？ 君は、いったいいつから錯覚していたんだね。」
PC1:「事実じゃん。俺がお前のことけちょんけちょんにけなしてるのに何一つ言い返せてないじゃん。ださー。」
PC2:「お前は俺をぶん殴りたいんだろ。目覚ませ！」
PC1:「だからー。本当に障害だな。もうすでにぼこぼこにしただろ。話通じないしもういいわ。」
PC2:「これが純粋な格の差だ。いつかきっと仕返しにこい。立派な論厨になってな。」

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