いりねこ/マーダーミステリーの分類 の編集 Top > いりねこ > マーダーミステリーの分類 今回は、マーダーミステリーの分類に関する記事です。 海外のマーダーミステリー事情も踏まえて、マーダーミステリーの分類方法を考えました。 #br *形式による分類 [#yc366351] ・パーティー形式 特定範囲の場所を貸し切り(部屋・家・街など)、事件のあった現場を再現する形式。事件の手がかりとなる証拠は、実物(ときにカード化されている)であり、NPCの証言は、雇われた俳優やボランティアから聞く。プレイヤーは現場を歩き回って手がかりを探す必要がある。 #br ・テーブルゲーム形式 手がかりはカードや追加ハンドアウト形式になっており、プレイヤーは椅子に座ってゲームを行うことができる。(密談でほかの部屋に移動することはある)。多くの場合、インターネットを介してプレイすることも可能。 #br ・デジタルテーブルゲーム形式 テーブル形式と概ね同じ。日本では、Discord等の通話アプリと「ユドナリウム」「ココフォリア」といったウェブサイトを用いて行う。 #br *シナリオの性質による分類 [#x8fd8001] ・台本化されたゲーム(scripted murder mystery games) プレイヤーには、あらかじめ「いつ・誰が・何を」いうかが定められたハンドアウトが配布される。参加者で劇を行い、殺人の起きた場面を再現した後に推理を楽しむゲーム。 #br ・相互作用が起きるゲーム(interactive murder mystery games) プレイヤーには、キャラクターの背景や秘密情報が定められたハンドアウトが配布される。ハンドアウトには、多くの場合個別目標が設定されている。プレイヤーは、ハンドアウトや議論のルールに従って、自由に行動・発言を行う。 こちらのタイプのゲームであっても、共通情報の読み合わせを行ったり、「別の参加者が~~と言ったら、××といってください」といった指示があるシナリオも存在する。 #br *解説 [#e731846a] 日本の多くのマーダーミステリーは、「相互作用が起きるゲーム」で、テーブル形式またはデジタルテーブルゲーム形式である。相互作用が起きるゲームで、パーティー形式のシナリオには、毛玉の家が挙げられる。 台本化されたゲームの例は海外では見ることができる。台本化されたゲームでテーブルゲーム形式・デジタルテーブルゲーム形式をとるものは、「声劇」や「ストーリープレイング」に分類されている可能性がある。 #br ---- 追記分 以下の分類方法によってシナリオを分類する場合、分類されたシナリオのネタバレにつながる可能性があるが、分類方法として検討すべき方法をまとめる。 #br #br [[うろん堂マーダーミステリーの分類>https://note.com/5tyai/n/n4645441af1cf]] うろん堂氏は、マーダーミステリーの分類方法として、探偵視点における分類・犯人視点における分類の2種を2種類を提唱している。順番に検討する。 #br ・探偵視点における分類 うろん堂氏は、探偵視点における分類方法として、開示型と隠匿型の2つを提唱している。 開示型…犯人を特定するために必要な手掛かりが、ゲーム中にすべて開示されるシステム 隠匿型…プレイヤーの選択次第で、犯人を特定するために必要な手掛かりがゲーム中にはすべて開示されないことがあるシステム ページの更新 ビジュアル編集モードに切り替える 今回は、マーダーミステリーの分類に関する記事です。 海外のマーダーミステリー事情も踏まえて、マーダーミステリーの分類方法を考えました。 #br *形式による分類 [#yc366351] ・パーティー形式 特定範囲の場所を貸し切り(部屋・家・街など)、事件のあった現場を再現する形式。事件の手がかりとなる証拠は、実物(ときにカード化されている)であり、NPCの証言は、雇われた俳優やボランティアから聞く。プレイヤーは現場を歩き回って手がかりを探す必要がある。 #br ・テーブルゲーム形式 手がかりはカードや追加ハンドアウト形式になっており、プレイヤーは椅子に座ってゲームを行うことができる。(密談でほかの部屋に移動することはある)。多くの場合、インターネットを介してプレイすることも可能。 #br ・デジタルテーブルゲーム形式 テーブル形式と概ね同じ。日本では、Discord等の通話アプリと「ユドナリウム」「ココフォリア」といったウェブサイトを用いて行う。 #br *シナリオの性質による分類 [#x8fd8001] ・台本化されたゲーム(scripted murder mystery games) プレイヤーには、あらかじめ「いつ・誰が・何を」いうかが定められたハンドアウトが配布される。参加者で劇を行い、殺人の起きた場面を再現した後に推理を楽しむゲーム。 #br ・相互作用が起きるゲーム(interactive murder mystery games) プレイヤーには、キャラクターの背景や秘密情報が定められたハンドアウトが配布される。ハンドアウトには、多くの場合個別目標が設定されている。プレイヤーは、ハンドアウトや議論のルールに従って、自由に行動・発言を行う。 こちらのタイプのゲームであっても、共通情報の読み合わせを行ったり、「別の参加者が~~と言ったら、××といってください」といった指示があるシナリオも存在する。 #br *解説 [#e731846a] 日本の多くのマーダーミステリーは、「相互作用が起きるゲーム」で、テーブル形式またはデジタルテーブルゲーム形式である。相互作用が起きるゲームで、パーティー形式のシナリオには、毛玉の家が挙げられる。 台本化されたゲームの例は海外では見ることができる。台本化されたゲームでテーブルゲーム形式・デジタルテーブルゲーム形式をとるものは、「声劇」や「ストーリープレイング」に分類されている可能性がある。 #br ---- 追記分 以下の分類方法によってシナリオを分類する場合、分類されたシナリオのネタバレにつながる可能性があるが、分類方法として検討すべき方法をまとめる。 #br #br [[うろん堂マーダーミステリーの分類>https://note.com/5tyai/n/n4645441af1cf]] うろん堂氏は、マーダーミステリーの分類方法として、探偵視点における分類・犯人視点における分類の2種を2種類を提唱している。順番に検討する。 #br ・探偵視点における分類 うろん堂氏は、探偵視点における分類方法として、開示型と隠匿型の2つを提唱している。 開示型…犯人を特定するために必要な手掛かりが、ゲーム中にすべて開示されるシステム 隠匿型…プレイヤーの選択次第で、犯人を特定するために必要な手掛かりがゲーム中にはすべて開示されないことがあるシステム データ参照プラグイン 入力支援ツールを表示 ▼参照先ページ選択:データを表示 元データの書式(インラインプラグイン)を継承する